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楽器の重さと音色 比較実験 カマレンゴニ編①

今まで、国内外で色んなンゴニに触れることがあったが、

どのンゴニを触っても、それぞれ違う音がする。



まぁ、当たり前の話だが、自然が作り出した不揃いの産物を使っているし、

製作者それぞれの環境の背景が変われば、楽器の形も多少変わってくる。

 カマレンゴニ(若者のンゴニ)は特に、楽器発祥の意味が「自由」なだけあって、

西アフリカに広く分布して制作されており、それぞれの民族の歌を演奏している。

 一応「8本以上の弦になった時にカマレンゴニとなる」と僕は認識してるのだが、



現在国内で流通しているカマレンゴニ大別すると、3種類のスタイルがあるようだ。

ギニアスタイル・・・8本弦が多い。半分のカラバスを縫い付けてボディを作っ

ている。これはこの地域のカラバスの処理方法が、真っ二つに切ることに由来する。

ギニア都市部に多く、チューニングは7音階バラフォンに合わせた、オリジナルの

チューニングが多い。サウンドホールは右。


ブルキナスタイル・・・8本弦から12本弦、14、16本と現在は本数が増え

ている傾向にある。大きめのカラバス(瓢箪)を丸々使用。ブルキナ第二の都市、

ボボジュラッソでは特に盛んに演奏されている。チューニングはペンタトニックの

バラフォンに合わせた、5音階になっている。サウンドホールは右。


マリスタイル・・・8本から12本、ブルキナのものと比べると、比較的小ぶり

で、サウンドホールは左に付いている。これは一番高い音を左で弾く事を意味する。

カラバスは丸々使用。カマレンンゴニ発祥の地、ワソロン地方では特におどろおどろしい

ドンソンゴニの様な伝統楽器感が出ている。駒は3方向から紐で

固定されてることが多い。


どの楽器も、それぞれの良さがあり、しかしながらやはりそれぞれの音色を持っている。

そんな、アコースティック楽器の持つ音色を大きく決定しているものに「重さ」がある。


 一応経験から、


軽い楽器はアコースティック向き、重い楽器はエレキ向きと認識しているが、


「果たして、一体どのように音色が違ってくるの?」という疑問と、

知りたい、試したい欲求が高まりまして、実験してみることにしました。

 幸い、現在うちにはブルキナから送られてきたカラバスがいくつかあり、

その中で大分重さの違うカラバスがあったので、その二つを使って今回、

実験的にンゴニを作ってみようと思います。

スタイルとしては、ブルキナ、どちらも12本弦にしようと思います。


同じくらいの大きさのカラバスを用意しました。



一つ目、重さは618g


 そして二つ目は、なんと倍以上の1276g

 カラバスの他に、ンゴニの中で大きな比重を占めるのが、芯に使われる木。

 こちらも重さの違う2種類の木を用意しました。

一方は、北米やロシア、寒い国からやってきた栂(つが)

そしてもう一つは、暖かい国インドネシアからやってきた、セランガンバツ。



 長さはどちらも122cmに揃えて、計測。


薄い色の方は、栂(つが)645g


色が濃いめのセランガンバツの重さは、1071g

この、重い方同士、軽い方同士を使って、それぞれンゴニに仕上げてみます。


見た目は、ほぼ同じですが、

左のライトくん(1263g)、右がヘビーくん(2347g)となります。

なお、この体重は素材としての、体重なので、完成後は多少変化すると思います。

製作者としても、これほどあからさまに、重さを変えて比較できる経験は、

そうないと思うので、結果が楽しみです。

制作過程報告と共に、完成後の比較動画をお楽しみに!




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