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12月, 2017の投稿を表示しています

アフリカンアンサンブルの仕組み

誠に簡略化ながら、僕がジャンベに出会ってからの話を少し。


 僕は ジャンベを買って、2年くらいは自己流で叩いていた。
しかし2年も自分のリズムを叩き続けていると、正直飽きてくる。
そこで3年目に「世界中の人達とセッションをする」と、
ジャンベを担いで、世界を回ってみることにした。
  タイ、ラオス、カンボジア、ネパールとアジアを中心に旅をしたが、
楽器を持った旅人と出会い早々に、セッションできる時間というのは中々限られていた。
しかしながら、各国々の醸し出す世界観や、初めてみる景色、旅人との交流だけでも
十分満足していたし、自分の世界が広がっていくのを感じていた。
  インドのバラナシに着いた時、観光客向けのジャンベ屋さんが幾つかあり、
そこの一つのところで太鼓を習ってみることにした。


 先生は勿論インド人なので、今思えばリズムはアフリカンではなかったが、
カラカラの喉を潤す様に、僕は教わる喜びを感じていた。
  1週間もすると「本場のリズムを習いたい」と言う思いが頭から離れず、
同じ宿の旅人に相談して「マリは音楽大国らしい」と言う情報を元に、
マリに行くことにした。。。。。


  そこから、アフリカのリズムにはまり、ギニア、コートジボワール、ブルキナファソと
西アフリカ諸国を旅して、ジャンベを通して理解して行くうちに、
幾つかの共通するルールがあることが分かった。
そして、そのルールさえ覚えてしまえば
それこそ世界中の人達とセッションが出来るんだと経験を通して実感している。


「もっと早くから知っとけば良かった」と思った事もしばしば、
しかしながら回り道も決して無駄ではなかったと思ってる。
  そんな遠回りをして来た僕の観点で、アフリカンの仕組みを書いてみようと思う。

アフリカン(ジャンベ)アンサンブルの仕組み



先ず初めに、ジャンベのリズムには「何の為のリズム」という意味合いがある。
結婚式、畑を耕す、収穫、漁、お祝い、割礼、、、など基本的に
「結婚式なら結婚式のリズム」という様に、行事に合わせたリズムが叩かれる。



そしてそれぞれに歌もあり、そこに集まった人達は、
やはりその意味合いの踊りを披露する。

その意味(リズム)を決めているのが、
ドゥンドゥン、サンバン、ケンケニ
と言う大小違う3つの筒太鼓(片方をバチで叩き、鉄のベルを叩く)。


 これは地域や民族によって…

手作り楽器のすすめ

「楽器は買うもの」と思っているあなた。
楽器は意外にも簡単に作れます。
ピアノ、バイオリン、トランペット、エレキギター、、、


確かに構造の複雑な楽器は、ちゃんとした楽器屋さんに行って買うべきだし、
ジャンベやンゴニと言った民族楽器も、ちゃんと専門店で、詳しい人達に
聞いて、納得の楽器を見つけ、購入することが大切です。
  しかし楽器を「音が出るというモノ」という大きな器でとらえたら、
空き缶も太鼓にもなるし、豆粒を入れた水筒はシェイカーになる。
子どもの頃、お茶碗をお箸で叩いて怒られた、とか工作の授業でが好きだった人なら
経験した事のある「あの感覚」をおすすめしたい。

  そもそも僕が太鼓を始めるキッカケになったのは、ナンタという韓国の
ストンプを見たからである。ナンタとは厨房という世界観の中で、そこある皿や、
包丁でリズムを刻み、ストーリーと共に客を沸かせるエンタメ集団。


身の回りのモノで会場を一つにする可能性を見せつけられ、
当時の僕は一気にリズムの虜になった。
その帰りに入ったラーメン屋の店主の奏でるリズムを聞きながら、
厨房全体が楽器に見えたのを覚えてる。
  そんな流れから、ジャンベに出会ったので、ドゥンドゥンなんかも買えない時代、
古道具屋で見つけた、ドラムセットを分解し、フェルトを張ってミュートさせた
ドゥンドゥンを作ってみたり、解体現場からもらった鉄板を曲げてベルにしたり、
憧れの音に近づける為に試行錯誤をしていたので、
楽器を作るという事に対しての敷居が低い方だったんだと思う。
「買えない現実」はあったものの、自分で楽器を作るという感覚が
ムクムクと僕の中で、動き始めた。


それが確信に変わったのが実際にアフリカに行ってからで、
アフリカ人のDIY精神溢れる楽器に出会ったり、
その楽器をちゃんと演奏すると、それは何とも立派なオリジナル楽器に聞こえるし、
ギニアでジャンベレッスンの際にドゥンドゥンプレイヤーが「バチとベル棒が無い」と、
席を外し、周囲をうろつきを拾って来た時には流石に驚いたが、
それでも結果、アンサンブルもグルーブも、バッチリ何の問題も無かった。

瓢箪を叩く。


木を叩く。
木と瓢箪を合わせたワサクンバ。
木をくり抜いたクリン。
木と皮と鉄で太鼓。
ひょうたんと木と皮でボロン。
ギニアで見た楽器はどれもギニア人にとって身近な…

ンゴニのすすめ

今日はンゴニを皆さんにおすすめしたいと思います。


ンゴニの良さを語る前に、ンゴニの簡単な説明をしておく必要がありますね。
 ンゴニとは西アフリカで演奏されている弦楽器の事で、直訳すると「ハープ」の事。
それを扱う、人間の種類によって、3種類に分類されています。
 狩人の使う「ドンソンゴニ」  グリオ(ジェリ)の使う「ジェリンゴニ」
 若者(誰でも)が使える「カマレンゴニ」。
 アフリカの社会には、インドのカースト制とまでは行かないが、世襲制の職業がある。
音楽家や、鍛冶屋、狩人など、専門色が強くなればなるほど、現在まで残っています。

ドンソンゴニ(donso ngoni)


 広大で乾燥した土地にあるアフリカでは、食べ物を持って来てくれる狩人(ドンソ)に
畏敬の念を抱いている。
 彼らは、狩りをするだけでなく、医者であり、呪術師であり、音楽家でもある。
命を扱うドンソに、目には見えない力を人々が望んだのか?
命を扱うごとに、見えない力が芽生えてくるのか?
 ドンソは見えない力を使って、自然に感謝し、人々を癒し、時に人を呪い、
歴史や自然の教えてくれた法則などを、人々に伝える。



 その時、ドンソは猟銃をドンソンゴニに持ち替えて、語り、唄を歌い、大地を舞う。

ジェリンゴニ(djeli ngoni)


 グリオやジェリと呼ばれるアフリカの世襲制のミュージシャンは現在、
グローバル化により世界中に飛び散り、各地でアフリカの文化を伝達していている。
彼らは、お父さんもおじいさんも、そのまたおじいさんもグリオであり、一昔前まで、
グリオは歩く図書館として、アフリカの大地を旅しながら、
各地に歴史や歌を届けていた。


 そんなグリオ達が使っているンゴニがジェリンゴニである。
 グリオによっては王様のお抱え音楽家として、王様が眠る為にコラという弦楽器を
弾いたり。バラフォン(木琴)や太鼓系など、家系によって扱う楽器も様々だ。
 マリからガンビアまで、大河二ジェール沿いを中心にグリオの歩いた道と
呼ばれる道がある。それは物流用の道としても重要だったと思われるが、
グリオ達が人々に、遠い世界の話を語り、伝道しながら旅した道でもある。


ここからは半分、想像なのだが、
グリオがその道を歩きながら演奏したのが、ジェリンゴニなのではないかと。
というのも、ジェンリンゴには他の2つのンゴニに比べて、…

ジャンベの叩き方〜腕、身体の使い方編〜

一記事にまとめようと思いましたが、言葉にして伝えようとすると、どうしても
長くなってしまいますね。
言葉だけじゃ、伝わり切らない所は、ワークショップで補います。
さて、ジャンベの叩き方の最終章?テーマは腕と、身体の使い方です。


  ジャンベは手で叩く太鼓とお伝えしましたが、実際にその手を動かすのは、腕で、
その腕を支えてるのが肩。その肩を制御しているのは、
身体の中心線(背骨のライン)。


  その中心線の中心がおへその下辺りに当たる丹田。


  丹田とは人間のバランスや動きの中心に当たる場所(器官では無い)で、
武道や武士道、スポーツの中には、丹田の認識があるし、
実は電車の中で掴まる所が無い時に、倒れない様に踏ん張ってる時にも
無意識の中で、丹田の力を借りている。


単純に手を動かすだけでも、身体の至る所が関連し、バランスをとっている。
 特にジャンベは右手、左手と交互に使うことが多いので、
その動きの中心に意識を持って行くことが大切になる。
座って叩く場合などは、丹田を意識しにくいと思うので、
中心線上の胸の真ん中に持ってくる。


  さてここで、
実際に右手、左手と交互に「ドン」の音を出してみましょう。
前記事に書いた、基本の姿勢からスタートすると、
低音はふちよりも内側を叩くので、腕を前に出すことになる。


(叩いた後はその手はまた基本の位置に戻す)


手で打面の上を歩く様に右、左、右、左、、、と叩くと、



腕と同時に肩が前に出る様に動くはずです。
右肩が出てる時、左肩は少し後ろに行き、逆に
左肩が出てる時、右肩は少し後ろにいきます。
その動きの中に中心線を感じて見て下さい。
中心線に近い方を意識すればするほど、動きが楽になるはずです。
その動きを上から見ると、シーソーを横からみた感じになります。


  さて基本の姿勢に戻ります。

次は「トン」の音を出してみます。
「トン」は基本の姿勢で手を置いている場所と同じ場所を叩くので、
腕を引き上げて、落下させる必要があります。
その時、肩内部の関節を回転させる様にします。

  分かりにくい。。。例えば、
1人で腕相撲を空中でやるとすると、肘が固定されていないので、
手が下がると同時に、肘が上に上がる。
それを連続してやると、肩関節の動きと、
手と肘の中心点を支点としたシーソー的の動きに気付くと思います。

ジャンベの叩き方〜音だし 手のひら編〜

ジャンベには基本の3つの音がある。
「ドン」「トン」「カン」


一つの打面だが低音、中音、高音と音質が変化する。
それに、ダイナミクス(音量の上げ下げ)や、微妙な倍音をわざと出したり、
ちょっとしたことで音は変わるから、 実際は3つの音だけでは無い。
 しかしながら、1番大切な三つの音を先ずは出せる様にしよう。
  ここから僕の感じた3つの音の出し方を書きます。
あくまでも個人的な見解なので、「そんな感じもあるんだ」くらいに読んで下さい。

  立って叩く場合でも、座って叩く場合でも、打面がおへそからおへその少し下に
来る様にジャンベをセットする。


座って叩く場合は、ジャンベ下部の穴を塞がない様に、ジャンベの打面を
少し奥に傾けて、それを両膝の内側で支える様に座る。
  肩の力を抜いて、ジャンベのふちに両手を置く。
この時、ジャンベのふちのアールに合わせて、自分の手を少し曲げ、フィットさせる。


頬杖付いたときの、手の形の様に、対象を包み込む感じです。
これが、基本の姿勢である。あくまでも自分にとって自然な姿勢でこれをキープします。


ドン/低音 /ベースの出し方

3つの音の中でも比較的出し易く、認識し易い音で、一言で言うと、
リムの内側、打面の中央辺りに腕の重さを乗せて、手のひら全体で叩く。
初めは、叩くというイメージよりも「腕を落とす」とイメージする。
例えば、手首に糸を巻いて、脱力した腕を吊り上げられた状態で、
誰かにその糸を、急に切られた様な感じ。


手のひらが皮にぶつかった瞬間に来る反発を素直に受けたら、
トランポリンの要領で、手のひらが上に跳ね上がる。


体重が乗れば乗るほど、落下スピードが速ければ速いほど、反発も大きくなる。
手のひらが当たった時、手のひらの中央は皮にはぶつかっていない。
でも、重心はそこ(手のひら中央)に持ってくる。
音は、太鼓下部の穴から抜けて来る感じ。


それがドンの音。

トン/中音/トニックの出し方。

 中音は、コンガの音も連想させる様な、丸みのある音で、
手の位置としては、指せん球とよばれる、指の付け根の部分(豆が出来る場所)が、
太鼓のリム(淵)に当たる所。(上記の基本の姿勢で手を置く場所)


指先だけが、打面の中に入っている状態。
指と指の間は閉じられていて、4本の指を一つにする。
その形容はスリッパを思い浮かべてもらえば、分かり易い。


その時親…