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1月, 2018の投稿を表示しています

楽器の重さと音色 比較実験 カマレンゴニ編②

前回の続きで、今回は制作の途中過程です。 ボディとなるカラバスの頭を切って、皮を張る面を作る。 左が、ライトくん、右がヘビーくん 厚みが大分違います。 断面にヤスリ掛けして水平にします。 心棒の方も形を整え、ペグ用の穴を開けました。 左がライトくん、右がヘビーくん。 ライト ヘビー ペグを取り付けて、 ボディにはサウンドホール用の穴を開け、 とりあえず、ライトくんを先に組み立てる事に。 西日がえげつない。 心棒の入る穴に前後2つの補強板を取り付け、 持ち手用、駒支え用の竹も削って、皮張り準備オッケー! 太鼓と同じ要領で、ロープを使って皮を張る。 パンパンに張れたら、鋲を刺して皮を固定させる。 模様が何だかいい感じ! せっかく張った打面に、カッターで切り目を入れて、竹を通す。 ここはンゴニを作っていて一番の難所かもしれません。 しかし、完成間近を意識できる作業でもあります。 日光で乾燥中。。。 ヘビーくんも同様に、 皮張りをして鋲打ち、 そして、先ほどヘビーくんも完成し、 左 ライトくん  右 ヘビーくん 双子の様に可愛い、ンゴニ達。 作ってみると若干、ヘビーくんの方が大きい事が判明、 しかしながら、ヘビーくんは肉厚なので、中の空間の大きさは同じくらいかも? ここから、数日の乾燥をまたぎまして、組み立てに入ります。

アフリカ人的リズムの感じ方

  アフリカ人ジャンベ叩きと一緒に叩いたり、観たり体感したことのある人には、 分かるかと思うのだが、アフリカ人のリズムには、何か異質のエネルギーを感じる。   根源的で、野性的で、生命力そのものの美しさ、 それでいてユーモアまで感じるエネルギーを含んだリズムとでも言い表すべきか? 僕自身も色々な理由からジャンベを続けてこれたが、 「アフリカ人の様なフィーリングで叩きたい」 という思いが常にあった。 「一体何が、我ら日本人と違うのか?」と思いたって、アフリカ人の演奏を観察し、 時に同じ生活をする事で見えてきた違いは、 音量、スピード、熱量、前ノリ感、独特の間、ポリリズム感など、 挙げたら切りが無い。 が、その違いを一つ一つ理解して、日本人らしく、論理的かつ柔軟な感覚で アフリカンフィーリングを習得して行ったら良いと思い、 このblogで記録しながら共有してます。 まぁフィーリング(感覚)の話なので、習得には個々人の訓練と慣れが必要になってきます。   そんな今回は、 1番 簡単に アフリカ人フィーリングに近づける方法! 題して 「アフリカ人的リスムの感じ方」 。 それを一言で言うと、 「アフリカ人達は、リズムを最小限で捉えようとする」 と言うことになる。 「リスムを最小限?捉える?」となると思うので、ここで例を、 (B=ベース。T=トニック。S=スラップ。) KUKU (4/4) ジャンベ アコンパ ①は通常どおり、リズム譜にリズムを記したもの。 ②は日本人的リズムの捉え方。 B(ベース)をリズムの頭と捉えて「ドントトッ カッ」とリズムを出している。 この場合、8拍あるうちの、7拍分がリズムへの集中力となり、1拍が休憩となる。 ③はアフリカ人的リズムの捉え方。 S(スラップ)を頭と捉えて、「カッ ドントトッ」とリズムを出している。 この場合、リズムの集中力が6拍分、2拍が休憩となる。 同じリズムではあるが、捉え方によって、休憩できる拍が変わってくる。

2月の予定

年が明け、あっという間に2月になりました。 寒さからインフルエンザ、風邪が流行っていますが、予防を怠らず、 今月は元気に笑顔で過ごしましょう!  僕自身、体調が優れない時も、太鼓を叩くと元気になるという現象があり、 「音楽の持つ癒し」と、「病は気から」の二つの言葉を実感しました。 今月も、病気を跳ね返すような、元気なクラスにしていきマーース。 オープンクラス  (¥2000:只今リズムはドゥンドゥンバファミリー) 2月 3日(土) 19:00〜22:00 @ 六会 ※ 2月10日(土) 19:00〜22:00 @ 村岡 2月17日(土) 19:00〜22:00 @ 村岡 2月24日(土) 19:00〜22:00 @ 六会 ※ ※今月は開催場所にバラツキがあります。お間違えないようにお願いします。 プログレスクラス (¥2000:只今リズムはマコノ族のソリ) 2月 5日(月) 19:15〜22:00 @ 六会 2月12日( 月 ) 19:15〜22:00 @ 六会 2月26日(月) 19:15〜22:00 @ 六会 ンゴニクラス (¥1500:ンゴニで色んな曲を歌おう) 2月 6日(月) 19:30〜22:00 @ 善行 2月13日(月) 19:30〜22:00 @ 善行 超初心者ペティクラス (¥2000:只今リズムはマダンとリベルテ) 2月 1日(木) 11:00〜14:00 @ マリア邸 ※ 2月 8日(木) 11:00〜14:00 @ マリア邸 ※ 2月15日(木) 11:00〜14:00 @ マリア邸 ※ 2月22日(木) 11:00〜14:00 @ マリア邸 ※ お試しトライヤルクラス (¥2000:只今リズムはロロとテマテ) 2月 5日(月) 11:00〜14:00 @ マリア邸 ※ 2月12日( 月 ) 11:00〜14:00 @ マリア邸 ※ 2月19日(月) 11:00〜14:00 @ マリア邸 ※ 2月26日(月) 11:00〜14:00 @ マリア邸 ※ ※ マリア邸は江ノ電鵠沼駅より徒歩5分のところにあります。   初参加の方には、住所

楽器の重さと音色 比較実験 カマレンゴニ編①

今まで、国内外で色んなンゴニに触れることがあったが、 どのンゴニを触っても、それぞれ違う音がする。 まぁ、当たり前の話だが、自然が作り出した不揃いの産物を使っているし、 製作者それぞれの環境の背景が変われば、楽器の形も多少変わってくる。  カマレンゴニ(若者のンゴニ)は特に、楽器発祥の意味が「 自由 」なだけあって、 西アフリカに広く分布して制作されており、それぞれの民族の歌を演奏している。  一応「8本以上の弦になった時にカマレンゴニとなる」と僕は認識してるのだが、 現在国内で流通しているカマレンゴニ大別すると、3種類のスタイルがあるようだ。 ギニアスタイル ・・・8本弦が多い。半分のカラバスを縫い付けてボディを作っ ている。これはこの地域のカラバスの処理方法が、真っ二つに切ることに由来する。 ギニア都市部に多く、チューニングは7音階バラフォンに合わせた、オリジナルの チューニングが多い。サウンドホールは右。 ブルキナスタイル ・・・8本弦から12本弦、14、16本と現在は本数が増え ている傾向にある。大きめのカラバス(瓢箪)を丸々使用。ブルキナ第二の都市、 ボボジュラッソでは特に盛んに演奏されている。チューニングはペンタトニックの バラフォンに合わせた、5音階になっている。サウンドホールは右。 マリスタイル ・・・8本から12本、ブルキナのものと比べると、比較的小ぶり で、サウンドホールは左に付いている。これは一番高い音を左で弾く事を意味する。 カラバスは丸々使用。カマレンンゴニ発祥の地、ワソロン地方では特におどろおどろしい ドンソンゴニの様な伝統楽器感が出ている。 駒は3方向から紐で 固定されてることが多 い。 どの楽器も、それぞれの良さがあり、しかしながらやはりそれぞれの音色を持っている。 そんな、アコースティック楽器の持つ音色を大きく決定しているものに「重さ」がある。  一応経験から、 軽い楽器はアコースティック向き、重い楽器はエレキ向き と認識しているが、 「果たして、一体どのように音色が違っ

リズムから解く人間関係 〜ポリリズム〜

人間は母親のお腹にいる頃から、鼓動というリズムを鳴らし始め、 産声をあげ、呼吸というリズムを始め、 意識しようがしまいが、朝昼夜と時間のリズム、春夏秋冬といった季節のリズム、 所属団体(家族、学校、会社など)の習慣のリズムなど、 日々様々なリズムの中で暮らしている。 「僕らの生は、数あるリズムが、同時に鳴っている上にある」 といっても過言ではない。 リズムは、「一定間隔」で「継続」されることにより、心地良いリズムとなる。 逆に「不定間隔」に「断続」的なリズムは、人々を不快にさせる傾向がある。  そうゆう意味で、 鼓動は人間にとって一番身近なバロメーター的リズム となっている。 平常時、「トクトク」と脈打つ鼓動が例えば、車に突然轢かれそうになった時に 「どきっ」 と反応し、「ドキドキドキドキ」と鼓動が速くなる。 これは、自分に迫った危機に対する回避反応ではあるが、 その後必ず怒りが沸き起こる。(轢かれてなかった場合ですね)  その怒りは、「あぶねーだろ!」って気持ちと、 自分を「どきっ」とさせたこと=心地良いリズムを、中断させられた怒りである。  時差ボケで苦しめられたり、昼夜逆転の生活がうつ病を招きやすかったり、 休日出勤に嫌気がさしたり、予想してなかった渋滞に巻き込まれたり、 人間は自分のリズムが崩された時に、ストレスに感じる。 のです。 自分のリズムを崩す際たるものが、、、、他人です。 まぁ、動物の中で、唯一エゴを持った僕ら人間の宿命みたいなものですが、 自分のリズムとグルーブして、リズムを昇華させてくれるのも、他人です。 人間は本来それぞれ自分の心地良いリズム、得意なリズムで生きていたいものなのです。 生まれてすぐ、赤ちゃんの頃は誰もがそうだった様に。 しかし成長するにつれ、親、兄弟、友達、先輩、上司など、自分以外の人からリズムを 決められたり、自分の苦手なリズムと共存しなければいけなくなってくる。  出会いや別れその中で、不快な思いや、決別、マイナス面もあるが、 自分とは違うが、それを