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あさはかな流れ

先日、鎌倉をお散歩中に、シンガーの友達から電話があった。

「今麻心でバンドをやっていて、パーカッションを探している」

シンガーの友達とは、弾き語りで唄っていて、以前モワのオープニング

パーティーで対バンして、その後も鎌倉のカフェでばったり会ったりと

最近ご縁を感じる。畠山タカシくん。

そして麻心とは鎌倉にあるおしゃれなオーガニックレストランで、

店長のシンジさんもめちゃ面白い人なので、これは何かあるなと即OK!


翌日、集合時間よりちょっと遅れてスタジオ化した麻心に着く。

扉を開くとびっくり、らぞくのベーシスト、

ぶんちゃんがチェロを弾いている。

他にベース、ギター、笛、がいてバンド名は「あさはか」らしい。

リハ初日は、名前を紹介したくらいで、後はひたすらの曲作り。

初日でコンセプトも求められているものも分からず?がいっぱいで帰る。

リハ2日目、早めに着いたのでギターのごんたさんと、

たかしくんにバンドの経緯を聞いて、いろいろすっきりする。

「3月11日の震災直後、電気も無く、情報も今以上に曖昧で、

原発への不安もある中、そんなお客さんやアーティストが

不思議と集い、毎晩のように肩を並べて唄を唄っていた。

その一ヶ月くらいの中で、またそれと同時進行的に始まった鎌倉とどけ隊


生まれた出来事や、伝えたい気持ちを唄にした」と。

「そしてその唄を、聴いてくれた被災者の人や、

最近亡くなった常連さんの家族に音源として渡したい。」と。

なんか、みんなが真剣に討論し合っていた訳が分かって、その中で

ジャンベがどう鳴るべきなのか?が少し分かった気がした。


その日遅れてきたベースのノブさんも、よくよく話すとこれ又鎌倉にある

middles(http://middles.net/)の店長さんで、高校の大先輩でもあった。

実はこのミドルス、何年も前から行きたいとは思っていたんだけど、

なかなかタイミングが会わなくて、この前の鎌倉散歩の時やっといけて、

で、正にそのタイミングでタカシくんからの電話が鳴ったという訳。

ん==偶然にもほどがあります。

まだまだ先は見えていませんが、楽しみが一つ増えました!!

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ジャンベの叩き方〜音だし 手のひら編〜

ジャンベには基本の3つの音がある。 「ドン」「トン」「カン」 一つの打面だが低音、中音、高音と音質が変化する。 それに、ダイナミクス(音量の上げ下げ)や、微妙な倍音をわざと出したり、 ちょっとしたことで音は変わるから、 実際は3つの音だけでは無い。  しかしながら、1番大切な三つの音を先ずは出せる様にしよう。   ここから僕の感じた3つの音の出し方を書きます。 あくまでも個人的な見解なので、「そんな感じもあるんだ」くらいに読んで下さい。   立って叩く場合でも、座って叩く場合でも、打面がおへそからおへその少し下に 来る様にジャンベをセットする。 座って叩く場合は、ジャンベ下部の穴を塞がない様に、ジャンベの打面を 少し奥に傾けて、それを両膝の内側で支える様に座る。   肩の力を抜いて、ジャンベのふちに両手を置く。 この時、 ジャンベのふちのアールに合わせて 、自分の手を少し曲げ、フィットさせる。 頬杖付いたときの、手の形の様に、対象を包み込む感じです。 これが、基本の姿勢である。あくまでも 自分にとって自然な姿勢 でこれをキープします。 ドン/低音 /ベースの出し方 3つの音の中でも比較的出し易く、認識し易い音で、一言で言うと、 リムの内側、打面の中央辺りに腕の重さを乗せて、手のひら全体で叩く。 初めは、叩くというイメージよりも「腕を落とす」とイメージする。 例えば、手首に糸を巻いて、脱力した腕を吊り上げられた状態で、 誰かにその糸を、急に切られた様な感じ。 手のひらが皮にぶつかった瞬間に来る反発を素直に受けたら、 トランポリンの要領で、手のひらが上に跳ね上がる。 体重が乗れば乗るほど、落下スピードが速ければ速いほど、反発も大きくなる。 手のひらが当たった時、手のひらの中央は皮にはぶつかっていない。 でも、重心はそこ(手のひら中央)に持ってくる。 音は、太鼓下部の穴から抜けて来る感じ。 それがドンの音。 トン/中音/トニックの出し方。

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ンゴニのすすめ

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