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6月, 2018の投稿を表示しています

森の仙人と町の仙人

 昔々、ある国に2人の男がいました。 2人は、煩悩多き町での生活が嫌になり、癒しを求め、浮世を捨て、 悟りの為の修行に出ることにしました。 2人は同じ森に入り、煩悩を捨てる為の厳しい修行を行いました。 何年も過ごした後、同時期に悟りを得た2人は仙人となりました。 一方の仙人は、悟りに導いてくれた森での生活に安息を見出し、 そのまま森に残り、 もう一方の仙人は、森での生活を捨て、自分が捨てた町に戻って行きました。 同じ悟りを得て仙人になった2人だったが、別々の道を行きました。。。  町に戻った仙人は、自分が森にいた間に、 世間が随分と変わっていることに驚きました。 それは何もかもが随分と速いスピードで動いていると言うことだった。 人の歩き方も、話し方も、思考も、全ては森での生活とは正反対であった。  せっかく森で悟った話を誰かにしようとも、仙人の話すスピードを 遅く感じた町の人は、仙人の声に耳を貸そうともしなかった。  町に戻った仙人は、自信を無くし、悟りを得たはずのその精神は乱れていた。 しかし数日、町で過ごした仙人は、 世間の人々の変わっていない所にも気がついた。 それは、人々が実は「癒し」を求めていると言うことだった。  その為の答えを持っている仙人は、どうしたらそれが人々に伝わるかを考えた。 人々に森に行く様に促し、森の中で自分の言葉を伝えようとも思ったが、 忙しく動く彼らにそんな時間はなく、万が一連れて行ったとしても、 自分と感じた様なギャップを経験をさせてしまうと思った。 そこで、仙人は自分の話すスピードや内容を彼らに合わせる努力をした。 それは一見、自分を煩悩的生活に戻す様に思えたが、 仙人は煩悩に目もくれず、人々に自分の言葉を伝える事だけを考えた。 すると、世間の人たちも少しずつ彼の言葉を理解する様になり、 彼の伝える「悟り」の素晴らしさに癒され、 何年か後に、彼は人々から仙人と呼ばれる様になった。  一方、森に残った仙人は平安の悟りの生活を続けて、 死ぬまで幸せに暮らしましたが、その存在を知る者は誰もいま

アラカリ合宿 2018

6月に入り、いよいよ今月末と迫った年に一度のアラカリ合宿。 初めて参加する方や、参加を悩んでいる方のために、 合宿内容の詳しい内容や推しのポイントをお知らせしたいと思います。 そもそもの発端は、ワークの生徒さんの言葉だったと思います。 「合宿やらないんですか?」と。 その時は考えもしていなかったが、実際にやってみると良いことだらけ。。 まずは、 気を使うことなく外で音が鳴らせるって事。 解放された空間だから耳にも優しいし、自分の音の小ささにも気付けるし、 煮詰まった時も、周りの木々を見れば、気をそらしてくれる。 それは、アフリカでジャンベを叩いていた感覚に少し似ている。 丹沢というある意味下界とは切り離された空間にいて、 ご飯を作る事は考えなくて良くて、ジャンベ叩いてご飯食べて、 ジャンベ叩いて昼寝して、ジャンベ叩いて・・・ってしてたら、 確かに一瞬どこにいるのか分からなくなるほどの充実感を味わうことが出来る。 次に、アンサンブル音楽であるアフリカン音楽を学ぶ僕らにとって、 音、食、住を共にすることは、全体的なグルーブを掴む近道 だという事。 「他を尊重しながら、自分を表現する」って事は音楽の中だけでなく、 日常や、誰かとの関わり合いの中でも当然ある事。 同じ趣味や、「リズム制覇」というある意味同じ目的を持つ同志たちと、 好きな話題や、笑い話をしていたら、その方法も自然と分かってくるはず。 次に、青山荘ときまぐれ喫茶、丹沢の名水!! 参加者が宿泊する施設は、100畳広間のある新しく出来た新館。 2階に広間を囲うようにあるロフトと、その下には4部屋ほどあり、 各部屋にベットが並んでいるので、広々眠れます。 雨が降っても大丈夫!この100畳広間でも、太鼓が叩けます! そして毎回美味しい料理を作って提供してくれるのは青山荘に併設してる 「きまぐれ喫茶」のキッチン。ここから出るお水は丹沢の名水です ! (お持ち帰りも出来るので、空き容器を持っていくとお土産にできます) 次に、笑いと勇