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ジャンベ夏期講習

 この夏、西方面へのツアーに行く予定なのですが、

その中で、和歌山と岐阜にて2daysの

ジャンベ夏期講習ワークをやろうと思っています。


 こちら座談会と実技がセットになった2日間で、

単発でも参加出来ますが、セットで受けるとお得かつ

ジャンベとの距離がより縮まると思います。

 これはひとりのジャンベ好きな日本人が、アフリカ

で音楽修行をしてきた中で、リズムに対する意識の

革命が起きた瞬間を共有しようとする試みの様な

もの。

 個人的な視点ではありますが、西アフリカのリズム

が整理されて、より身近になればと思ってやってます。

 この機会に地方の色んなジャンベ叩きに来て頂き、

あーでもない、こーでもないと語り合いたい。

そんなわけでワークショップの内容を簡単に

ご説明させて下さい。


座談会〜フィーリング・ノリとそのカテゴライズ〜

 座談会はこれまで何度か開催して来ました。

 流れとしては、初めに参加者さんの自己紹介も兼ねて、みんなの知ってるリズムをひとつづつ挙げてもらい、それを民族別に分けていき、その後音楽的なノリ別に分て行きます。

 音楽的なノリでリズムをカテゴライズすると、あのリズムとこのリズムは実は兄弟だったとか、似て非なるリズムとかが分かり、リズムを超えてソロフレーズを共有できたり、初めてのリズムでも腑に落としやすく出来ます。

 どんなノリがあって、それぞれどんな特徴があるのか?を独自の見解や音源を使って説明させて頂きます。

アフリカの地図や、ノリの特徴を記したオリジナル教材や、自分にどんな楽器が合ってるのかが分かるチャート表付き!


そして、実技ワークは

〜リズムを支えるタイムとノート〜

マリ、ギニア、コートジボワールと旅して来た僕は、ブルキナファソで太鼓を叩いた時に、棚からボタモチ体験を何度もしました。元来バラフォンやバラと言った楽器が盛んな地域、そんな環境で叩いていると、ジャンベやドゥンドゥンが後から入って来た楽器だと言う事が肌を通して伝わってきました。しかしながらそこには後から入って来たからこその自由さがあり、今まで他の先生から習って来たフレーズをそうやって使うんだ!と言う驚きも多くありました。

 そんなブルキナの先生アブロが、レッスン中にくれた言葉が「(アフリカ)音楽にはタイムとノートが重要だ」と。上手いジャンベフォラは確かに、このタイムとノートを上手く扱っています。

 簡単に言うと

タイムは音に重力を感じる場所。

ノートは、アコンパやソロのフレーズの事。

この2つをテーマに、前日やったそれぞれのノリの

色んなフレーズを、叩いて、タイムとノートの存在を

少しでも感じてもらえたらと思っています。

 こんな機会なかなかないと思うので、お近くの方は

是非ご参加下さい。

7/30(火)-31(水) at 和歌山 紀ノ川市


7/30 (火) at 米市農園
20:00〜22:00 座談会 ¥3000 教材付き 

      7/31(水) at ンバラッセワ        20:00〜22:00 実技 ¥3000

どちらも参加の方は2日間で¥5000


8/5(月)-6(火) at 岐阜県 可児市


8/5(月) at 広見地区センター

19:30〜21:30  座談会 教材付き ¥3000

8/6(火) at 広見地区センター

19:30〜21:00 実技 ¥3000

どちらも参加の方は2日間で¥5000


よろしくお願いします。

参加希望の方は、こちらのコメントか

instagramにDMよろしくお願いします





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